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ウイルスとの闘い

こんにちは。カムラック愛知の感染症予防マスター、城です。今日はガチのウイルス(ランサムウェアじゃない方)のお話、感染症について一緒に学びたいな、と思います。(コンピューターウィルスの話はこちら


コロナのイラスト

●感染症を引き起こすウィルス

熱中症も気を付けないといけない中、アデノウィルスという夏風邪が猛威を振るっております。インフルエンザやコロナと言った有名なものから、聞き馴染みないものまで、感染性のウィルスはなんと200種類以上もあるそうです。ウィルスに感染してしまうと熱や咳、のどの痛みなど、辛いですよね。


感染経路は主に3つあります

①飛沫感染

ウイルスを含む飛沫が口、鼻、目などの露出した粘膜に付着すること

②接触感染

ウイルスを含む飛沫を直接触ったか、ウイルスが付着したものの表面を触った手指で露出した粘膜を触ること

③エアロゾル感染(空気感染)

空中に浮遊するウイルスを含むエアロゾルを吸い込むこと


感染症は病原体が体に侵入することで症状が出る病気のことですが、感染症の病原体はウィルス以外に細菌、真菌、寄生虫、といった原因もあります。


●ウィルス感染と細菌感染の違い

あまり意識することはないかもしれませんが、この二つは大きく違います。まず、ウィルスは生き物ではないので、ウィルス性の風邪は抗生物質では治りません。抗生物質は細菌を殺す薬だからです。


細菌は細胞を持ち自分の力で増殖できます。一方ウィルスはたんぱく質の外壁と内部に核酸(DNA、RNAつまり遺伝子)を持った単純な構造体です。ウィルスは人間の体の中に入り込み、その細胞に、自分のコピーを作らせます。つまり増殖します。ウィルスは自分自身で増殖する力はなく、生きている細胞の中でしか増殖できません。


では、発熱している時、ウィルス感染か細菌感染どのように判断すればいいのでしょうか。実際はお医者さんでも難しいそうです。咽頭の診察所見やレントゲン所見などで判断したり、血液検査をするそうです。一般に細菌感染では血液の白血球は増加します。(正常値は4000~8000/mm3)一方ウィルス感染では白血球は増加しません。


考える女性

ウィルス性感染症(風邪)にかかってしまったら、効く薬は無い、と言われています。休養や、こまめな水分補給、対処療法(発熱には解熱剤、下痢には整腸剤)といったことくらいしかできません。


薬草の写真

まずは予防です。しっかり栄養、休養とって、病気に負けない体づくり、あとは手洗いうがいなどできる範囲で行えたらいいです。


さまざまな感染症に熱中症、まだまだ闘いは続きます。正しく予防して乗り切りたいですね。



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